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古代アメリカの精密測定器
現代の人類の業績の多くは、実は古代人が既に到達していたものの「再発見」に過ぎないのかもしれない。例えば、インカの計算板は、インカ人とその祖先が既に計算と情報システムを編み出していたことを示している。マヤ人が優れた建築家であったことは知られているが、高性能の観測所のみならず、彼らは正確な暦体系もものにしていた。またメキシコで発見されたこの秤のように、現代のエレクトロニク測定器にも劣らぬほどのも作っていたことは驚嘆に値する。これは312部から成り、289個の準宝石が錘として使われている。最小0.28グラムから最大3キロまで測ることができ、恐らく自然医療薬の秤として作られたのではないかと思われる。

 

先史時代のハイテク道具
原始民族が残した物には、現代人でも驚くほどの出来のものが多い。その一つが、このスレート石で作られた精密な作りの道具である。これが発見された当初は、「儀式用品」として分類されていたが、正確な分析の結果、ハイテク道具であることが判明した。前コロンブス時代の民族が、繊細な作業を要する仕事に用いていたものだったのである。その作りは実に洗練され、精確である。それどころか、手に握った時、今日使われている多くの道具よりも手指に良く馴染み、使い易い。というのも、完全な数学的法則でデザインされているからである。発見地は、考古学的には今まで開発されていないスタタウサ(コロンビア)。この土地では、他にも謎の絵文字が彫られた黒い石が一連に出土しているのである。天才的ともいえるようなこの道具を作ったのは、何者であったのだろう?そして石に書かれてある言葉の意味は?

ファラオの光
古代エジプトでは、既に電気が使われていたのか?、エジプトのデンデラに立つハトール神殿に残された壁のレリーフには、このような問いが生まれる図が描かれているのである。そこには絶縁体を思わせる柱が長く大きな容器を支え、容器の中では波形にくねる蛇が見られ、それはまさしく電気の放電状態を思わせる。しかも驚くことに、神殿には、この電気仮説と結びつくような技術的な言葉や図を含む文も書かれている。1981年にウィーンの電気技師のヴァルター・ガルンが、このレリーフ図に忠実に模型を作り、実験したところ、それは見事に電気を発して光ったのである。古代エジプト学者の多くは、この電気仮説を否定している。ファラオの国に残る「永遠に灯る光」についての話は、ただの伝説でしかないのだろうか?

 

先史時代のメカニックと謎の石工
5千年前に幾何学的に完璧な形に作られた花崗岩製の彫像が発見されている。作成法は謎である。果たして、硬質の石を機械で刳りぬいて作ったのだろうか?アマゾン地帯で出土した小テーブルも、花崗岩製である。先史時代の石球にしても、どのような方法でこれほど完全な球形に作ることができたのであろう?コスタリカでは、様々な大きさのこのような石球が発見されているが、最大は16トンもある。エクアドルの長細い石作品は、最古の打楽器の一つであることが分かっている。また、3つの顔がついた石は、方向を変えると口が動いて見えるように作られており、まさに奇想的作品と言えよう。1917年に下部エジプトで発見された石工物もまた不可思議な物で、その形状から見て、水圧タービンとして用いられていたように思われる。