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ボリビアの黒い石
ボリビアの標高4千メートルの地に、ティアワナコの遺跡は横たわっている。その広大な廃墟には、かつては謎に満ちた建造物や巨大な彫像が立っていたようである。その中でも「太陽門」は、群を抜いて圧倒的である。同じくボリビアでは、巨大な人骨が埋まっていた墓も考古学者によって発見されている。他にも、学問上大きな意味を持つ発見物に、奇妙な仮面や楽器、パイプなどがある。これら全ては黒色をしており、彫り模様の装飾が施されている。分類は難しく、既知のどの様式にも該当しないが、古代イタリアのエトルリア文化との類似性が認められる。

未知の作成法と未知の音を出す楽器
破損はしているものの、この発見物もまた謎深いものである。黒い石塊で作られたように見えるが、実際は焼成陶器でできており、上薬がかけられている。その正確な作成法は不明だが、学者達の検証によれば、黒い陶土を非常な高温で形成したものだという。石の横笛もまた不可思議である。こうした横笛は、これまでには中国でしか知られていなかったものである。音楽学者が吹き試したところ、聞きなれない音階の音が出、それはイルカが発する音にも似ていたということである。大きめの楽器でのテストでは、より大きな共鳴が聞かれた。